日日の自惚れ

10月13日をもって更新・公開終了。
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SEA SIDE WOMAN BLUESSEA SIDE WOMAN BLUES
(2011/09/01)
前川清

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 夏の終わりに聴くサザンの名曲、どこか切ない「SEA SIDE WOMAN BLUES」。元々、ムード歌謡に心酔も精通もしていた桑田佳祐氏が今回、念願かなって自身の音楽の原点となった「内山田洋とクールファイブ」の名ボーカリスト、前川清さんにカバーとして楽曲提供。桑田氏とは青学の後輩という縁もあり今やサザンオールスターズのサポートギタリストでもお馴染み斎藤誠氏による気心も遊び心も知れたアレンジによって、まさしく新たな「クールファイブ」サウンドとして生まれ変わった。いわば、少年時代から憧れ今に至る歌唱法の原点ともなった桑田氏とってはまさに先祖がえりと呼ぶにふさわしい、懐かしくて新しい仕上がりとなっている。

 この前川版「SEA SIDE〜」を引っ提げて、過日、「くり万太郎のオールナイトニッポンR」(ニッポン放送/2011年8月30日放送)にゲスト出演された前川清さん。先日までの藤山直美さんとの京都南座8月喜劇公演を終えたばかりか少々、喉にお疲れもあり放送中も飴玉を舐めてとリラックス(笑)。旧知のくり万太郎さんをして、「聞いてよ、くり万太郎、くり万!くり!…『くり』ってこともないんだけどね(笑)」などとやり合いながら、前川さんらしい珍言続々の楽しいひととき…。

「でも、福山雅治くんに(以前)曲書いてもらった時(『ひまわり』/2002年)でもさぁ、福山くんのファンは付いてこなかったんだよねぇ〜(笑)」

「多分、今回サザンのファンも付いてこないと思うよ」(そんなことないですよ、と必死のフォローのくり万氏)

でも嬉しいことがあったのよ。若い子がさ、『サインください』て近づいてくるの。以前なら『お婆ちゃんがファンなんです』って言われてまたか、なんて思ったけど、こないだの場合は、『お母さんがファンなんです!』…ちょっと若返ったんだよね!、嬉しいよねぇ〜(笑)」

…トークだけでも人柄が十分にじみ出て嬉しすぎる前川清さん。しかし、歌手としても自身を、

「細川たかしちゃんや、小林さっちゃん(幸子)みたいに好きで自分の曲をカラオケで歌いまくるじゃない?。アレ、僕、出来ないんだよねぇ。そういう意味で、僕は(歌手として)まだまだだと思うよねぇ」

 苦労を重ねた、数々の演歌スターのなかで、若くしてスターになってしまった引け目を感じておられるのだろうか。けれども、その引け目というか引き芸というか、自身を俯瞰で見つめる目があってこその幅広い芸で歌に笑いにと前川清、唯一無二独特の魅力なのである。この人は決して演歌に限った方ではないのだ。発言のいちいちはフォークっぽくもあり、また時折飛び出す毒っ気はソウルフルでさえもある。クールファイブの音楽性もムード歌謡よりも以前に長崎時代はバンドスタイル、グループサウンズの様相を呈しながらそのサウンドはリズム&ブルースとも称される向きもある。また地方出身者でありながら都会的な雰囲気とその芸風は、今回の「SEA SIDE WOMAN BLUES」、そしてカップリングの「フライト」(これも切なくてカッコイイんだわ)でも、よっ、前川節、待ってました!とばかり見事に結実している。

 先述のトークによると、「SEA SIDE WOMAN BLUES」では、レコーディングの際、色んな歌唱法を試したという前川さん。
「桑田さんを意識したものもあったのに、どういうわけか、今回は『前川清』が選ばれちゃったんだよねぇ」
とここでも、自身には固執していない。けれども「やっぱり、『前川清』、『クールファイブ』で!」と周囲から愛された結果の完成盤は、クールファイブよろしくバックコーラスに斎藤誠氏など名だたるミュージシャンたちも参加していて聴き応えあり。茅ヶ崎チックで佐世保ムード溢れる新譜には天国の内山田洋リーダーもさぞお喜びのことであろう。

 いつか「NHK歌謡コンサート」あたりで、斎藤氏が参加する「ニュー・クールファイブ」バージョンや、もちろん、オリジナルの「前川清とクールファイブ」の「SEA SIDE WOMAN BLUES」…どちらでも良いから歌ってくれないかなぁ。

 そういえば10月からは、テレビ東京系で「木曜8時はにっぽんの歌」なる新番組も開始されるらしい。こういう歌謡番組が各局で増えてくれると嬉しい。K−POPも良いが果たしてあちらの音楽には世代やジャンルを超えた遊び心や気心、それに作り手聴き手の心意気はあるのか??

 クールファイブでサザンでコント54号梅沢劇団で…、とにかく「前川清」、懐が深すぎるんだから!。そんなことも知ってか知らずか本当ナニやってんの、そこの若い女の子!?。

前川清 こんないい曲ありました(前川清&大沢悠里の自薦他薦)前川清 こんないい曲ありました(前川清&大沢悠里の自薦他薦)
(2011/07/20)
前川清

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 出掛け帰りに何とか購入できた。スーちゃんこと田中好子さんがお亡くなりになってのこれは追悼盤ではなく、当初から発売予定されていたものがこういう形になってしまったことでかなりの注文、緊急増盤態勢へということらしいが、そうでなくともいやぁ、「あなたに夢中」から始まって解散直後に発売された最終シングル「つばさ」まで…ズラリ、A面コレクション18曲。

 ようやく落ち着いて聴けるようにもなったが、やはり、このたび発掘されたというNGジャケット写真による、オールカラーの歌詞ブックと共に余計に何ともはやキュンキュン来るなぁ〜、キャンディーズ…。魅惑の「1970年代のこんにちは〜」です♪

 3人の永遠に鉄壁の笑顔とハーモニーには、48人以上の総選挙なんかでクタクタになる必要もない。おじさんファンはゆっくりじっくり過ぎ去りし日々の青春を。我々アラフォー世代は子供のころに「電線音頭」で親に怒られてもヘコタレなかった悪ガキ精神でこれからも何があっても煮てさ焼いてさ食ってさ!ヨイヨイヨイヨイ〜…ガンバロ〜!

 …そうよ、世界の○○になるためには、私たちに時間がないのョ!(笑)。元気が出ましたよ、ランちゃん、ミキちゃん、そして、スーちゃん!!

GOLDEN☆BEST キャンディーズ コンプリート・シングルコレクションGOLDEN☆BEST キャンディーズ コンプリート・シングルコレクション
(2011/06/08)
キャンディーズ

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 「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」(ニッポン放送/毎週月〜金曜朝11時30分〜昼1時00分放送)にて、先週月曜(2011年5月16日)放送よりヘビーローテーションオンエア中。それもそのはず、歌手は当のご本人、そして実のお孫さんというから、番組をあげたお膳立てもバッチリである。

お子ちゃマンボ、ジージのララバイお子ちゃマンボ、ジージのララバイ
(2011/06/01)
文乃&文夫、高田文乃 他

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 作詞作曲は、高田文夫先生のご学友にして悪友の、佐瀬寿一氏。かつて「およげ!たいやきくん」を手がけた、日本シングルレコード売り上げのトップセールスホルダーである。そのほかにも「一本でもニンジン」「パタパタママ」など、一連の「ひらけ!ポンキッキ」(フジテレビ)発の子供向けソングを手がけた一方で、「畑中葉子さんの『後ろから前から』も佐瀬さんなんですよね」と、松村邦洋さんにツッコまれ、その後必ず松村さんは巨体を揺らしながら「♪後ろから前からどうぞ〜…ブルンブルン!」と身悶える(笑)。

 子供向けから大人向けの一方で、キャンディーズ「暑中お見舞い申し上げます」(作詞・喜多条忠)のアイドルから、都はるみさんの「もういちど」の演歌まで。そのなかでも個人的に印象深いのは松崎しげるさんの「ワンダフル・モーメント」…ドラマ「噂の刑事トミーとマツ」第1シリーズ(TBS/1979年)のエンディング曲も手がけられた。


 そんな佐瀬氏が、こんな時代だからこそ子供に優しく楽しい音楽を、と立ち上げたプロジェクト。そこに協力に求められた高田センセイが酔った勢いと江戸っ子気質、二つ返事で受け持ったのが、今回のお孫さんとのデュエットへと相成ったのである。

 現在小学二年生の文乃ちゃんの、「勘の良さ」は佐瀬氏の折り紙付き。当の文乃ちゃんも、3歳のころ、高田センセイ『立川藤志楼』、落語家として出演した高座の座布団返し(上方でいうところのお茶子)として舞台に登場したところ、思わぬ可愛さに客席から喝采を浴びてしまい、“おじいちゃん”曰くどうやらこれが、「癖になってしまった」のでは…と。

「フランク・シナトラの実の娘とのレコードはあっても実の孫とのレコードはないんだよな。『老人と子供のポルカ』は左卜全と、アレは別の子供だからな。今回が初めてなんだよ、俺も世界中調べたけど…」

「ホンマに調べたんかいな?」

「調べてたって言わせてよ、頼むから(笑)」

…とはキャンペーンゲストとして出演された同じニッポン放送「上柳昌彦ごごばん」(2011年5月26日放送)木曜パートナー、宮川花子師との掛け合いから。高田センセイと花子師。一見、東西ゆえ珍しい顔合わせも、センセイが長年手がけるお正月の「初詣爆笑ヒットパレード」(フジテレビ)では、『宮川大助・花子』は毎年恒例のトップバッター、という仲でもある。

 さてさて、前口上が長くなったが「お子ちゃマンボ」。「黒猫の」タンゴ、「老人と子供の」ポルカと来て、マンボの登場。「おじいちゃん、いってみよう!」と元気良く始まる歌い出しにつられて高田センセイも思わず好々爺、ご満悦である…が、歌っているのはワンフレーズのうち、2行である(笑)。あとは文乃ちゃんの腕の見せどころ、のどの聴かせどころ。そのリードぶりは平成の「山口さんちのツトムくん」。
 途中、メロディも「老人と子供のポルカ」を彷彿とさせる部分もあって、ズビズバ世代は思わずパパパヤ〜とコーラスさえ添えてしまいそうになること受けあい(?)、である。

 一方カップリングの「ジージのララバイ」はシットリとバラード。ここでは高田センセイの美声も発揮、『スナック玉ちゃんの増位山大五郎』も面目躍如である。朝起きて「いってみよう!」と来て、「今日も一日終わったけれど…」それでもまだまだおやすみしたくない、おじいちゃんとお孫ちゃんの切ない夜のひととき。両曲でキチンとストーリーになっている。
 それにしても、今でもそうだが若き日は特にあれほどまでのビートたけしさんとの矢継ぎ早のトークで我々を熱狂させてくれた高田センセイも、やはり人の子、いや、人のおじいちゃんだったのだなぁ、としみじみ。メロディも含めて良い記念の一曲、まさしくここに幸あり、三国一の幸せ者だ。

 最近何かと「ビバリー〜」のなかで、「芦田愛菜ちゃんカワイイなぁ〜!」とギョロ目もついついタレ目がちに絶賛されていたのは、「マルモ」の次は「お子ちゃマンボ」。今回のお孫さんデビューへの、前フリだったのかもしれない!?(笑)。

 とにもかくにも、演芸ファンはもちろん、お孫さんの分までどうか、長生きしてあげてくださいな。だからって急に老けこまないでくださいね(笑)。
 デュエットお相手どんなんかなぁ?。大西ユカリさんのブログにてチラ見せされてきたCDの画像。曲のタイトルが「ウェルカム大阪」とあって「大西ユカリ&…」の「…」が手で覆い隠され、「(お相手は)まだ言われへんねん、ちょっと待ってね」とあったので、ますます、ん?。

 というわけで、その正解が、昨日4月6日(あ、ユカリさんのお誕生日か。おめでとうございます!)に発表されそのフタを開けてみると、そのお相手が平松邦夫大阪市長…どっひゃ〜!。ユカリさんの手で隠された写真からして、かろうじて見えたのは邦夫の「夫」の文字でしたか。わたしゃ、それが「大」の字にも見えて、「ちょっと待ってね」とあったので、てっきり、いま寛大師匠とコンビを組むのかと思いました(笑)。ああ、だとしたら曲名は「ウェルカム大阪」ではなく、「3年目のウェルカム大阪」、いや、「珍島ウェルカム大阪」にならなアカンな!?…。


ウェルカム大阪ウェルカム大阪
(2009/04/29)
大西ユカリ&平松邦夫大西ユカリ&イトキン(ET-KING)

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 記事やユカリさんのブログによると、久々のバッタリ再会の折、「何か大阪の景気の良うなる歌あらへんかなぁ」の平松市長をして、ほな私、作りましょか〜…とサクサク、作詞のユカリさん。打てば響くの行政界と歌謡界のコラボはまさに「あどりぶ」ランドな賜物。ついでに大阪景気回復はもちろん、ここらのフットワークの軽さはお役所お勤め人にも是非見習って欲しいものです。

 そんなユカリさんの作詞に、曲を手掛けられたのは、これまたへぇ〜の、石田雄一先生、よっ!党首!!。係長の次は部長も社長も飛び越して市長と来ましたか!。いや、社長の曲は既に手掛けてはったな、♪日本〜フルハ〜ップ!…社長〜!。そのうちに今度は「酋長の娘」でもカバーされたりして!?…私のラバさ〜ん〜♪、か!(笑)。歌は世につれではなく、歌は出世につれ出世は歌につれ、の党首ワールド。党首の名声と曲の内容は「市長」へとどんどん偉くなっていく、このご時世?。とりあえず、どこかの「将軍様の歌」だけには負けるな〜ッ!!(爆)。あんな独りよがりの変態曲で宇宙が汚されてたまるかよ。あっちがハリボテ衛星で来るならば、こっちは大阪が誇る「まいど一号」がある!。「ウェルカム大阪」、まいどおいどで一気に宇宙へ飛ばしたりなはれ〜!…って、「まいど〜」は東大阪か(笑)。

 フォーエバーからウェルカムと来て大阪市長とのデュエット、ユカリさん。マキシシングル、カップリングはグッドバイ…って、いきなりシッツレイしてどないする?。もちろんそうではなく、同じ大阪くくりで、B面は何と「ざんざ大阪」〜!。河内音頭の山中一平師珠玉の名曲、カバーです。ユカリワールドの方はますます、濃くなっていくのですね!

 そんな、昭和歌謡の歌姫と昭和の元・名アナウンサーが放つこの春の新譜。発売日がこれまたエエなぁ〜、4月29日「昭和の日」!…「みどりの日」と違うたんやな!?

笑福亭鶴光のオールナイトニッポンDELUXE 鶴光でおまっ! [DVD]笑福亭鶴光のオールナイトニッポンDELUXE 鶴光でおまっ! [DVD]
(2009/02/25)
笑福亭鶴光

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 深夜ラジオ全盛時代、あらゆる競合番組、ライバルDJを掻き分け掻き分けキング・オブ・パーソナリティの座へと輝いた、スーパースターです、笑福亭鶴光師匠。青春の「笑福亭鶴光のオールナイトニッポン」(ニッポン放送/1973〜1985年)魂、未だ健在!。想像のラジオテイストがいかに映像化されているか見物の、かねてより鶴光師自身がブログでも小出しにその制作過程を伝えてくれた噂のDVDがついに発売でおま!。

 それにしてもすごいジャケット。君が踊り僕が歌うとき、新しい時代の夜が生まれる。青空の代わりに夢を。太陽の代わりに音楽を。…とフレッシュな夜をリードした本家本元家元元祖なピンキーミッドナイトDJ、ミスター・エロカマキリが見事両脇に踊り子さんをはべらせながら遠くビルの影、月夜に照らされたナンチャッテおじさん(笑)。う〜ん見事!。珠玉の話芸を見事一枚に凝縮させております。

 昨年暮の「第41回年忘れにっぽんの歌」(テレビ東京/2008年12月31日放送)で、閉館最終日の新宿コマ劇場、約2000人の観客を魅了し、忙しい暮れの放送、番組を見逃した視聴者を大いに悔しがらせ、また発売当時「落語の勉強もせんとストリップの歌なんか歌いやがって!」と師匠である六代目笑福亭松鶴師から波紋ギリギリの怒りを買ったという逸話が残る名曲「うぐいすだにミュージックホール」、初のプロモーションビデオ化で特典映像に…。さぞ天国の六代目も、呆れかえっていることでしょう(笑)。番組後期から聴き始めた私めにとっては「オールザット・おもろない」も映像化してほしかった(笑)。♪おもろないない、おもろない〜…と当時、この曲の替え歌コーナーがあったりして。また後日、テレビの「おはよう朝日です」(朝日放送)の歌のコーナーに生出演されたときは、その足で学校の、クラスでも早速興奮しあった思い出があります。

 物の言い方ひとつで命落とすことある前に、ヒンセーゲレツ!なアホの子のじぇにの元がまた緩んで、これで不景気解消でんな?(笑)…かぁ、たまりまへんなぁ!
 昨年夏の発売。昨日「らくご屋」(大阪・天神橋)にてようやく手に入れることが出来ました。なので、今さらながらすみませんが、とうとう、出た〜!聴けた〜!。一昨年の「第17回上方はなし彦八まつり」初日(大阪・天王寺区〜生国魂神社/2007年9月1日)の落語家バンドライブで拝聴出来た、桂雀三郎withまんぷくブラザーズの、早く音源化されたら良いのになと期待していた名曲が今回マキシシングルで。

 今どきのドライバーには欠かせない現代文明必須アイテム、カーナビゲーション。「○○メートル前方の信号、右にお曲がりください」「あと○○メートルで目的地です」…、衛星波を経由し駆使された交通情報に従う分、目的地へはより早く、より近道で到達できるはずなのに…もし、このカーナビを…逆らってみたら…いや、逆らいたくなる人間の真理。あんなに鮮明な音声で、こんなに明瞭明確な指示なのに、ああ…。
 『♪俺に命令するな、俺に指示するな!』といいながら、反逆に反逆を重ねとうとう、わざと古いソフトを放り込んでやると、古い地図、ナビの画面上には道なき道を突っ走る我が愛車…『♪急に黙り込むな!ぐうのねも出ないぜ!』。
 この曲を聴きながら、「ほなもうカーナビ、外したらエエやんか!」と心のなかでツッコんだところで、ますます暴走の反逆者…。カーナビ無しでは帰り道、『♪家に帰れない〜』(笑)。

 人間の屈折した、愛情が回りまわって自身の首しめることとなり、挙句周囲から「アンタ、何考えてまんねん?」。その名もズバリ、「反逆者のうた」。逆らって逆らって、挙句真実真理を知ってしまうことは誰しもあるはず。ブルースアレンジで見事決まった、得意な新作落語にも通じる、歌う雀三郎師の一大世界…。
反逆者のうた反逆者のうた
(2008/08/27)
桂雀三郎 with まんぷくブラザーズ

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 メインに続いて佳曲が続きます。もう2曲。

 「あぁ青春の上方落語」。大阪万博が終わり、雀三郎師が二代目桂枝雀師に入門された、1971(昭和46)年、春の大阪はナウなヤングが詰め掛けた寄席の舞台はアイドル顔負けの人気落語家スターが百花繚乱…。

『♪松鶴がいた、米朝も若く、
 春団治・小文枝も40代…、

 仁鶴が歌う、枝雀は小米だった。
 三枝は司会で可朝はボインで人気者。

 ヤレサヨイヨイ…春蝶がいた、鶴光は小噺その1、
 ざこばは朝丸で動物いじめ』
…。

 時の四天王を年齢ではとうに追い越した雀三郎師の、旅立ちの春、夢と希望を描いた若き日を描いたオマージュたっぷりの上方落語の青春ソング決定版。こんな時代が再び来るのか、その灯を絶やすな上方落語。きっと来る、いや、必ず来ると信じた先には、希望と期待の光があちらこちら…。
 歌詞に出て来る落語家の名前が新世代に代替わりして30年後にでもカバーされることを願わずにはいられません。

 そして最後は古典落語をモチーフとした、「寿限無」じゅげむじゅげむ、ごこうのすりきれ、かいじゃりすいぎょのすいぎょうまつ、うんらいまつ、ふうらいまつ、くうねるところにすむところ、やぶらこうじのぶらこうじ、パイポパイポパイポのシューリンガン、シューリンガンのグーリンダイ、グーリンダイのポンポコピーのポンポコナーのちょうきゅうめいの、ちょうすけ…クンが、あなたの近所に住んでたら、キミと同じクラスにいたら、そしてカノジョの恋人だったら…?。メッセージソングです、ラブソングです、心の叫びです、愛の歌です…って、誰の?。それは、

じゅげむじゅげむ、ごこうのすりきれ、
かいじゃりすいぎょのすいぎょうまつ、
うんらいまつ、ふうらいまつ、
くうねるところにすむところ、やぶらこうじのぶらこうじ、
パイポパイポパイポのシューリンガン、
シューリンガンのグーリンダイ、
グーリンダイの
ポンポコピーのポンポコナーの
ちょうきゅうめいの、ちょうすけ
…クンの…って、ああ、シンド(笑)。

 古典落語の世界でした。カーナビをモチーフの創作落語の世界があります。それが開花するキッカケとなった70年代、あぁ青春の時代が甦ります…。リピート山中さんを初めとしたまんぷくブラザーズの皆さんに名だたるミュージシャンたちが力強く支える、ブルースでフォークでロックな「落語家・桂雀三郎」の世界、全網羅です。

 珠玉のCD、昨夜からリピート、山中ならぬ真っ只中、聴き通し。遅ればせながらオススメ、各レコード店、及び「らくご屋」さんにて発売中です・・・。
 昨日放送のラジオ「大西ユカリのハッスル歌謡曲」(ABCラジオ/毎週土曜昼2時00分〜4時00分放送)。同夜の常光寺があったので、大西ユカリさんの「カワチアンサマーエピソード2」が流れたら良いのになぁ、と思わずリクエスト。かかるかなぁどうかなぁ、と久々にソワソワしながらラジオの前で。しかしながら、まぁ、物の見事にスルーされてしまい景気付けにと願っていただけに、ショボクレな結果(笑)。結局、正式に音源化されていないからかからないんだろうなぁと自分で自分に言い聞かせつつ、ああ、早く音源になればなぁ、欲しいなぁ…とそう思うと、ボツ。やっぱり悔しい!(笑)

 けれども、兼ねてより発売予定であった、ユカリさんソロでの新曲「フォーエバー係長」がようやく解禁となったり、そうそう、この夏“ひとり・ナンキバウンド〜ユカリの夏休み〜”を洒落込んだユカリさんがその思い出として、アドベンチャーワールド「オール・ウェイ・トゥギャザー」もかけてくれたりで、作曲の石田雄一先生ご繁昌な2本立てとなった。また、ユカリさんの兄貴分でもあるクレイジーケンバンドの新曲がかかったり、横山剣さんからのメッセージもあったりどで相変わらず濃厚〜と聴き入ってたら、思わず「わぁ〜!」と叫んでしまったのが、こちらの曲がかかった時。

クレイジー節~昭和讃歩~クレイジー節~昭和讃歩~
(2008/08/13)
近藤房之助 木村充揮木村充揮

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 木村充揮近藤房之助、東西のブルースマン大御所の競演ユニット「男唄」のシリーズ、DVDを含めての第3弾。のぉわ〜んと!であるが、看板にある通り、クレイジー節。あの、「ハナ肇とクレージーキャッツ」に挑んでいる。ああ、知らなんだ知らなんだ。まったくもって情報に疎い(笑)。と同時に、「男唄」に「クレージーキャッツ」で、一瞬脳裏に浮かぶ「?」マークであったが、そうなのだ。クレージーにも「男唄」、改めて言われてみれば、確かにあった。お馴染みの、特に植木等をメインとした痛快な無責任サウンドと並行しながら、マイナー軍歌調の「これが男の生きる道」はあの高度経済成長時代、イケイケドンドンと突き進んだモーレツさの、その影には仕事に家庭にクタクタに疲れ果てた男たちの悲哀が十二分に詰まっている。愚痴は言うまいこぼすまい…である。「男は黙って…」である。

 なるほど、木村・近藤ご両人さすが、クレイジー節と目の付け所さすが、と思いきや、曲紹介のユカリさん「では、『悲しきわがこころ』です、どうぞ!」

 ああ、二度も三度もひっくり返りそうになった。そっちかぁ〜!

 「これが男の生きる道」は植木等さんのソロ。従って、曲の世界も一人の男の哀愁を描いた世界。一方、「悲しきわがこころ」は、メンバー全員参加の楽曲ゆえ、色んな男の情けなさが全編充満。どれかひとつのエピソード、どこかで我が身に当てはまるほどの情けなさ、しかもワンコーラスの最後には「勉強になりました!」と余計に反省したりもして。オリジナルはハナ肇さん以下メンバー7人の掛け合いを、今度は木村・近藤、ご両人が掛け合いで聴かせてくれる。しかも、割りとポップなオリジナルの編曲が、ご両人の掛け合いでブルース化されたと来れば、ますます、男のペーソスいっぱい。けれども、この曲、トコトン情けない世界を描きながら、それだけで終わってたまるかとばかりに気合の「エイ!エイ!オー!」で締めくくられる。情けなくとも、いざとなったら、そこは「男よ」の漲る底力は、結局のところ応援歌、まさしく「男唄」なのである。

 そうか、そうか、なるほどなぁ〜、ウンウン!

 名曲揃いのクレージーサウンド。これまでも随分色んな形でカバーやリメイク、施された。ところが、すべてはハナ肇とクレージーキャッツ、もしくは植木等が、あまりにも偉大であったせいか、オリジナルの色合いだけを拝借しつつ、結局はその時代向きのアレンジで、ハイ、それまでョ!…チョン!。もう何のためのリメイクなのか今聴いても腹立つものもある(笑)。以前もここで書いたが、クレージーキャッツ及び植木等。もう、これは一代限りでしかない。これ以上もう、誰がどうこうイジくり返しても、カバーに着手するのは、それこそ、中途ハンパはおよしなさい!…だと思ったら…

 酸いも甘いも噛み分けた、ブルースマン降臨ですよ。まさか「男唄」というコンセプトで斬られるとは、ですよ!。

 「悲しきわがこころ」。古くから学生や軍隊なんかに伝わった伝承歌というか俗歌というか、作曲者は「不詳」。そのメロディに、それまで作曲でクレージーを支えた萩原哲晶氏が今度は、詞を施して。どういう経緯でこの曲の、オリジナルが楽曲化、音源化されたか知る由なしであるものの、当時のコンセプトと、今回の「男唄」化に際するコンセプト。おそらく根底の思いは共通するものがあるのかもしれない。片や高度成長時代。片や泥沼不況の真っ只中。けれども「今の時代だからこそ」である。いつの世も男は黙って、であり、漂う背中に「忍」の一字である。

 一方に、もう片面として「男唄」は「ショボクレ人生」。これはもう、植木節です、青島ワールドです。耐え忍んでばかりいるようりも、どんなテを使ってでも勝ち残り、生き残り。ところがそのテがもう、どうにもセコイ、セコ過ぎる(笑)。けれども、この曲が素晴らしいのは、植木さんにセコイ役回りを歌わせながら、ワンコーラスのそれぞれラストに、「ショボクレたことすんな、コノヤロー!」とツッコミ台詞を入れてるところ。植木さんのあの調子でツッコまれると、元気が出るというより、何やら奮い立つような勇気を沸かせてくれる応援であり声援にも聞こえる。立派な応援歌、「男唄」だ。

 背中で耐え忍び、腹ンなかはクダラナイ作戦や妄想だらけといった色んな意味で男の情けない両面を、このカップリングでバランスよくカバーは、見事。また、コミックソングでありながら、実は両曲とも男たちへの「勇気への応援歌」であるという点は、ブルースマンでありながら、ある種異質同士の木村さんと近藤さんがお互いを補い支え合いながら、気が付けばとてつもない世界を作り上げているという、ヨッ、ご両人!な名コンビぶりがそのまま表れたかのような選曲である。

 音楽との向き合い方が、どういえば良いのか、もう、土方まるだし!!。ボキャブラリーの無さに甘んじながらの、若輩ではございますが、心からの、お二人讃、であります。

 既成の解釈を、キチンとご両人(もちろん、スタッフの皆さんも!)の新しい解釈で、世界観を大きく広げ、そしてまた深く、力強く掘り下げて。

 前回の「男唄」(特に『泣いてたまるか』は最高!)も同様、今回のクレイジー節。声といい、アレンジといい、佇まいといい、もうプロフェッショナルな…「男唄」とはよく言った、男が男に思わず惚れ惚れする力仕事ぶりです!

 そういえば、「北京オリンピック」が何とか無事に閉会しました。日本勢を中心に各競技一戦一戦に夢中で一喜一憂。「ソフトボール」で絶頂を迎えた、特に女性アスリート陣の大活躍ぶりにはメダル獲得の関係なく、ただただ圧倒されました。何のかんの言われながらも終わってみると寂しいもので。閉会式をテレビで見てたら、五輪のボランティアスタッフの皆さんがその労を労われていて、素直に良かったなと思います。あの開会式の大仰さからも伺えたように、世界的には国家威信を賭けたとまでいわれる、今回の五輪ですが、終わってみれば、それらを支えた、関わった一人一人の心持ちが、記録や名勝負の数々、多くの笑顔と涙をもたらしてくれたはず。そういう意味では、やっぱり、大仰な演出が続いた閉会式にあって、ささやかながらも一番素敵な演出(コーナー)だったと思います。

 にも関わらず、その奥でというか、裏でというか、うごめき漂う、何ともいえない闇のようなものが相変わらずで、どうにもこうにも気持ち悪い。

 一人一人の小さな力が支えたあれだけの大きなパワーが、見えない何かで、しかも意図も簡単に踏みにじられそうな。まだまだ今度はパラリンピックでも、大いに発揮しどころのボランティアスタッフに、思わず「負けずに頑張って!」と声援、送りたくもなります。そうそう、日本の放送局も、ちゃんと「パラリンピック」にも中継、フォローして欲しいちょうだいよ。特に、アノ局、「でないと、何が『24時間テレビ』じゃボケ〜!」である。毎度のことながら、放送数が極端に減ってしまうのも、何だか、巨大な闇の理論が働いているかのようでやっぱり気色悪い。…考え過ぎかなぁ。

 とにかく華やかな陰には、いつも健気で、ついでに言えば小さくかよわく、さらに言えば疲れ果ててクタクタ、悲しくしょぼくれて…。

 そんな時こそ、「男唄」を聴いて元気になれそう。もちろん女性の方も。おっと元気といえば、「フォーエバー係長」もあった…♪幸せ〜、幸せ〜(笑)。

 この夏から秋は、新たな、そして胸に直球で沁み込んでくる、人生の応援歌が続々誕生である。
 
♪係長〜係長〜!フォーエバー、幸せ〜!

 ノリノリでごきげんさんのブルースが「NTT docomo」ラジオCMABCラジオ『おはようパーソナリティ道上洋三です』MBSラジオ『ありがとう浜村淳です』内で放送中)から誕生しました!

forever

 「フォーエバー係長のブルース」(中之島レコーズ/2008年9月17日発売)

 歌は大西ユカリさん。曲は石田雄一先生!


 石田先生扮する、レコード会社に勤務、出世コースをはずれたしょぼくれ万年係長と、ユカリさん扮する彼を支えるパワフル奥さんとその家族たちが巻き起こす、空前絶後で奮闘努力のモーレツミラクルなハートウォーミングホームラジオドラマ。元毎日放送アナウンサーの高梨欣也さんのナレーションも沁み入る、何とこのラジオドラマが5本も付いて、さらには「ナニワ金融道」青木雄二先生監修でもお馴染み「カバチタレ!」(田島隆・原作)作画の、東風孝広先生のジャケットで特濃汁だくてんこもり…にも関わらず、お値段、ナンと、しぇん円(\1,000)!

 不況日本をぶっ飛ばせ。ついでに家族はいないが万年不幸な私の疫もどっかへ飛んでけ!(笑)。

 家内安全金運成就、お守り代わりに「フォーエバー係長〜」。

 ♪幸せ、幸せ〜…のリフレインが嗚呼、止まりません!(笑)
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