nomi9la

 例年通り相も変わらぬ寝正月、テレビ三昧で世間様に申し訳ないやら。今年もまともにお天道様の下、歩けそうにありません(笑)。

 それにしても今年は不景気の影響か、お笑い番組百花繚乱。「爆笑レッドカーペット」を仕掛けたフジテレビ系列に至っては元日未明の「THE THREE TEATER」を皮切りに「新春ピンクカーペット」「新春ホワイトカーペット」「新春ゴールデンピンクカーペット」「新春鶴瓶大新年会」、さらに吉例の「第42回初詣爆笑ヒットパレード2009」、東西2元生中継の「新春お笑い大賞2009」が続きと、「第46回新春かくし芸大会2009」を挟んで、「爆笑レッドカーペットスペシャル」と、約23時間に渡って、もはや狂気の沙汰に近い(笑)、お笑い番組リレー。特に夜中から早朝にかけての「〜ピンクカーペット」だけでもようも集めた、探した、100組以上の若手芸人…。どうなるんでしょう、この先のお笑い界…いや、我が国ニッポン…。まともに働いてもクビ切られる世の中、お笑いで一発当てる気持ちも分からなくありませんが、一発当てるといっても長い道のり。ところが、この1分ネタ番組に出演を「まずの目標」と掲げても、ほとんどの若手芸人が既に「最終目標達成」を果たしたかのような、勝手に「これで完成」と決め付けているかのような芸が目立っているような…。本当に大丈夫かなぁ…(人のことよりまず我が先ですが… 笑)。

uguisudani 群雄割拠、サバイバルレースを勝ち抜いたベテラン陣の奮闘も目立つのが年末年始。ネタにトークはもちろん、なかでもこの数日の、よっ、ベストアクト!…が、大晦日の「テレビ東京開局45周年記念番組 第41回年忘れにっぽんの歌」(テレビ東京/2008年12月31日放送)においての、笑福亭鶴光師。往年の名曲『うぐいすだにミュージックホール』披露。鶴光師の代名詞ともいえる「オールナイトニッポン」のテーマ曲、「ビター・スウィート・サンバ」の生演奏に乗せて、当夜限りで50年の歴史に幕を閉じることになる新宿コマ劇場の舞台へ「鶴光でおま〜!」とセリ上がり。艶かしい数十名の踊り子さんの乱舞に、妖しげな照明に包まれたステージ、天才・山本正之節名イントロダクション…。

『いらっしゃいませ、いらっしゃいませ!。
 本日はようこそ当劇場へお越しくださいまして
 誠に有難うございます。
 紳士の社交場、娯楽の殿堂、
 うぐいすだにミュージックホール。

 本日の特別ゲストは
 錦糸町フランス座よりお招きいたしました、
 かもめのケイ子とかもめのヨウ子の
 お二方が演じる大レスビアンショウでございます。
 快楽の神秘、悦楽の境地を
 心行くまでお楽しみくださいませ。

 なお、上演に先立ちまして
 お客様に一言、お願い申し上げます。
 場内での写真撮影ならびに
 踊り子さんのお肌、衣装には
 絶対にお手に触れることのないように
 固く、固く、お断り申し上げます。

 それではトップバッターから参りましょう、
 レッツゴ〜、ミュ〜ジック〜!!』


 これだけで鳥肌ものです。あのお声に若干鼻をかけることで、普通のマイクを使用しながらもイコライザーを通したように、ストリップ劇場マイクの、チープな音声が加工されたように、のっけから鶴光節全快です!

 そういえば、このイントロ。同じ山本正之さんが劇中テーマを手掛けた「タイムボカンシリーズ」の、確か、「ヤッターマン」『ドクロべエ』が登場するとき音楽にも似てるなぁ(笑)。

 …スポットライトに照らされたミラーボールのステージ上、真白い肌に花咲かす数十名の踊り子さんを従えて、かぶりつきのお客さんハイ、どーぞ!。ゆれる客席、食い入る手拍子軽やか、小屋に高鳴るミュージックに乗せた鶴光師の名人芸…かぁ〜、たまりませんねぇ!。こうでなくっちゃ、日本の年の暮れ(笑)。

 ベテラン芸人、地球一周のアースマラソンへと元日、日本を出航した間寛平師もカッコいいが、相も変わらず嬉々と明るい下ネタを振りまき続ける鶴光師も素晴らしい。どちらもアラカン(アラウンド還暦)芸人。頂点を目指す若手芸人はもちろん、日本中の若者もこういう大人を見習うべきだと思います(笑)。あ、寛平さんといえば、同じ山本正之氏が手掛けた「ひらけ!チューリップ」も、出航前にコマで披露してほしかったですなぁ。

 「新宿コマ劇場の最後の舞台を踏んだ噺家はわしだけでっせ(それがどないしたんや)ええ思い出になりました」と、自身のブログでも語っておられる鶴光師。そんなベストアクトに敬意を表して、最後に「うぐいすだに〜」、後半のセリフ口上をば…。

『ありがとうございました、ありがとうございました。
 これにて第3部は終了でございました。
 当劇場は入れ替え無しで
 お客様方にサービスしております。
 続く第4部をそのままのお席でごゆっくり
 お楽しみくださいませ。

 安いお値段、溢れるお色気、
 うぐいすだにミュージックホール。

 来月一日からのプログラムは
 あなたのスター、私のスター、
 関西ヌードの女王、
 鈴蘭かおる、フリーチャー・ローズ、
 その他豪華絢爛なるゲストをお招きして、
 寂しがり屋のあなたを慰める、名づけて
 “好き好きピンクショウ”!

 サラリーマンは会社帰りに、
 学生さんは学校帰りに、
 どうぞお誘い合わせのうえ、
 たくさんのご来場、お待ちしております。
 ありがとうございました、
 ありがとうございました、
 ありがとうございました〜!』


笑福亭鶴光のオールナイトニッポンDELUXE 鶴光でおまっ! [DVD]
コメント
この記事へのコメント
あけましてです。
本年もどうぞよろしくお願いします。
見逃しました。ぞくぞくっとする舞台だったでしょうね。
歌手をバックアップする、歌にいろどりを与える、後ろで踊ってる踊り子さんたちに、ついつい目が行ってしまうんですが、紅白見てても、踊り子さん付きの歌のほうが私ゃ好きですね。スポットライトは直接にあたらないけども、主役と一緒にステージを作ってるんだという心意気を感じます。そんな彼女たちの場がだんだんと少なくなっているようなんですね。残念なことです。私の好きな中国の歌謡番組なんか踊り子さんらの活躍の場けっこうありますけどね。

梅田コマ劇場の最終公演は行ったです。藤田まことさんの「人生まわり舞台」でしたか、旅まわり一座の物語でした。私の祖父が大衆演劇の座長をやってたそうで、そんな物語に魅かれます。

踊り子さんは踊り子さんでも、ストリップの踊り子さんにも魅かれるんですが、ここ10年ぐらい見に行ってません。やっぱ芸ごころのある人が好きでしたね。六本木樹里さんなんか革命児でしたよ。フラメンコのル―シーサタンさんとか、日舞の蘭錦さんとか……懐かしいなあ(T_T)
2009/01/03(土) 00:09 | URL | ぶうち古谷 #AZkK3/xk[ 編集]
ぶうち古谷さん
 こちらこそ本年もご愛顧よろしくお願いいたします。鶴光師、圧巻のステージでした。その前にぴんからの宮史郎、殿キンの宮路オサムのご両師に続いて、その後はさいたまんぞう、松鶴家千とせの各師が続くものすごいラインナップ。新宿コマの舞台機能これでもか!な大判振舞い、あっという間の5時間半でした。
 私も「スクールメイツ」「花柳社中」、大推進派(笑)。これぞ歌謡番組、日本の文化です!
2009/01/03(土) 02:28 | URL | すみの #tSD0xzK.[ 編集]
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