舞台は東京・有楽町「東京宝塚劇場」。渋谷・NHKホールが完成する1973年まではこの劇場からの生中継が恒例。よって、この年が宝塚劇場からは最後の紅白となる。また、大晦日の同じく国民的番組である「輝く日本レコード大賞」(TBS)も徒歩で十分足らずの「帝国劇場」より直前まで生中継されていて、レコ大終了と同時に出演歌手が紅白の会場へ秒刻みのスケジュールで駆け込む模様は後々まで大晦日の風物詩となっていました。
午後9時の時報とともに、真っ暗の劇場内に荘厳な鐘が鳴り響き、山川静夫アナウンサーの「第23回NHK紅白歌合戦」のタイトルコールと同時に華やいだステージが大きります。
上手(客席から向かって右側)に白組バンド「小野満とスウィングビーバー」、「ダン池田とニューブリード」(舞台下手の紅組バンド)と、当時の人気歌謡番組に欠かせない2大ビッグバンドが両軍それぞれの専属バンドとなって、互いにひな壇に陣取っております。これらに囲まれるように中央の階段セットから舞台に広がる鼓笛隊、日本ビューグルバンドによるファンファーレをキッカケに、上手より白組司会の宮田輝アナウンサー、下手より紅組司会の佐良直美が登場。
この時代の紅白は、白組をNHKの人気アナが、紅組には伊東ゆかり、美空ひばり、江利チエミ、水前寺清子など、出場歌手が司会を兼務するプレイングマネジャーによるコンビが定番とされていました。
宮田輝アナは当時のNHKで数多く人気番組を抱えた花形アナで、1974年には参議院議員に。さらに70年代後半から80年代にかけては浜村淳氏とともに、同じく年末の「全日本有線放送大賞」(読売テレビ)の司会でも活躍。
一方、佐良直美は1969年に「いいじゃないの幸せならば」で日本レコード大賞を受賞。以後、数多くのヒット曲を飛ばし、また怪物ホームドラマ「ありがとう」(TBS)や、バラエティ番組などでも洒落たトークを披露するなど、マルチに活躍。
またこの時代は年末発売の「週刊TVガイド」(翌年の正月特大号)の表紙を紅白の司会コンビが飾ることも恒例であった。
お互いを持ち上げつつ、ちょっぴり毒づき合いながら牽制した後は、いよいよ紅白、出場歌手が五十音順、紅組、白組の順に客席からの登場。行進曲で紅白テーマ曲でもある「乾杯の歌」を2大ビッグバンドの演奏に乗せて。指揮は、藤山一郎。エンディングの「蛍の光」の指揮者としてもお馴染みの、紅白には欠かせない方でした。
午後9時の時報とともに、真っ暗の劇場内に荘厳な鐘が鳴り響き、山川静夫アナウンサーの「第23回NHK紅白歌合戦」のタイトルコールと同時に華やいだステージが大きります。
上手(客席から向かって右側)に白組バンド「小野満とスウィングビーバー」、「ダン池田とニューブリード」(舞台下手の紅組バンド)と、当時の人気歌謡番組に欠かせない2大ビッグバンドが両軍それぞれの専属バンドとなって、互いにひな壇に陣取っております。これらに囲まれるように中央の階段セットから舞台に広がる鼓笛隊、日本ビューグルバンドによるファンファーレをキッカケに、上手より白組司会の宮田輝アナウンサー、下手より紅組司会の佐良直美が登場。
この時代の紅白は、白組をNHKの人気アナが、紅組には伊東ゆかり、美空ひばり、江利チエミ、水前寺清子など、出場歌手が司会を兼務するプレイングマネジャーによるコンビが定番とされていました。
宮田輝アナは当時のNHKで数多く人気番組を抱えた花形アナで、1974年には参議院議員に。さらに70年代後半から80年代にかけては浜村淳氏とともに、同じく年末の「全日本有線放送大賞」(読売テレビ)の司会でも活躍。
一方、佐良直美は1969年に「いいじゃないの幸せならば」で日本レコード大賞を受賞。以後、数多くのヒット曲を飛ばし、また怪物ホームドラマ「ありがとう」(TBS)や、バラエティ番組などでも洒落たトークを披露するなど、マルチに活躍。
またこの時代は年末発売の「週刊TVガイド」(翌年の正月特大号)の表紙を紅白の司会コンビが飾ることも恒例であった。
お互いを持ち上げつつ、ちょっぴり毒づき合いながら牽制した後は、いよいよ紅白、出場歌手が五十音順、紅組、白組の順に客席からの登場。行進曲で紅白テーマ曲でもある「乾杯の歌」を2大ビッグバンドの演奏に乗せて。指揮は、藤山一郎。エンディングの「蛍の光」の指揮者としてもお馴染みの、紅白には欠かせない方でした。
紅白は歌の試合…という観点からこの時代には「実況アナウンサー」が配置され、この年は荒川修アナ。出場歌手の入場行進を資料を交えて実況します。
紅組。出場連続6回(当時)の青江三奈を先頭に天地真理(初出場)、いしだあゆみ…と五十音順に続きます。男女混合の初出場、平田隆夫とセルスターズは女性ボーカルということで紅組に。このパターンは、1969年のピンキーとキラーズに端を発する処置で、ほかに初出場は欧陽菲菲、朱里エイコ。
カムバック組には森山良子、山本リンダ。そして最多出場、美空ひばり(17回)が堂々の行進で、五十音の〆めで和田アキ子まで計23組が直前で、司会の佐良とガッチリ握手を交わし舞台に並びます。
次いで白組。前年優勝旗を掲げての先頭は、この年、ソロデビューしたジュリーこと沢田研二。鮮やかなピンクのスーツに身を包んでおります。初出場に青い三角定規、石橋正次、上條恒彦、新御三家のトップを飾って野口五郎、そしてビリー・バンバンの5組。最多出場16回のフランク永井に、次いで15回の三波春夫、村田英雄…ベテラン勢が続き、〆めが森進一。紅組同様、白組司会の宮田アナがそれぞれと握手で舞台に迎えます。
山川アナが会場の特別審査員を紹介。来年(1973年)大河ドラマに出演の女優・着物姿の池内淳子を皮切りに、棋士の中原誠。デザイナーの森英恵。今は「TU-KA」の簡単携帯のCMでもお馴染み、NHKドラマ「赤ひげ」で小石川養生所の医長役を務めた俳優・小林桂樹。「ひょっこりひょうたん島」の脚本や「てんぷくトリオ」のコントを書きまくって、この年に直木賞作家となった井上ひさし…。朝の連続テレビ小説「藍より青く」のヒロイン、真木洋子。
そのほか、日中国交正常化を受けて、中国に初フライトした機長さんに、横綱となった輪島など、1972年を彩る顔ぶれ。
さらに会場一般審査員、日本各地の抽選で選ばれた一般電話審査を総計して勝敗が決められます。
再び舞台は、両軍の司会のほかに、応援団長を紹介。紅水前寺清子にと、白に堺正章の、テレビ界若き人気者同士。実はこの両名は、本家・紅白をヒントに制作された「NTV紅白歌のベストテン」でもそれぞれ紅組・白組の司会を担当し、こういうチョイスにも1972年の総括を感じさせます。
両軍司会者による選手宣誓を合図に、ステージに客席に約100名のスクール・メイツが乱舞。ステージ・客席のメイツはミニスカートに黄色いTシャツを。左には同じく水色のメイツを従えて中央でピンクのTシャツに身を包んだ3人の女性。よく見るとそれはキャンディーズで、メイツ出身から独立し、ぼちぼちと、グループとしてテレビに出演しはじめたころ。ある意味のお宝映像です。
そんなこんなで長くなりましたが、白組をまずは先攻に、試合開始です!
紅組。出場連続6回(当時)の青江三奈を先頭に天地真理(初出場)、いしだあゆみ…と五十音順に続きます。男女混合の初出場、平田隆夫とセルスターズは女性ボーカルということで紅組に。このパターンは、1969年のピンキーとキラーズに端を発する処置で、ほかに初出場は欧陽菲菲、朱里エイコ。
カムバック組には森山良子、山本リンダ。そして最多出場、美空ひばり(17回)が堂々の行進で、五十音の〆めで和田アキ子まで計23組が直前で、司会の佐良とガッチリ握手を交わし舞台に並びます。
次いで白組。前年優勝旗を掲げての先頭は、この年、ソロデビューしたジュリーこと沢田研二。鮮やかなピンクのスーツに身を包んでおります。初出場に青い三角定規、石橋正次、上條恒彦、新御三家のトップを飾って野口五郎、そしてビリー・バンバンの5組。最多出場16回のフランク永井に、次いで15回の三波春夫、村田英雄…ベテラン勢が続き、〆めが森進一。紅組同様、白組司会の宮田アナがそれぞれと握手で舞台に迎えます。
山川アナが会場の特別審査員を紹介。来年(1973年)大河ドラマに出演の女優・着物姿の池内淳子を皮切りに、棋士の中原誠。デザイナーの森英恵。今は「TU-KA」の簡単携帯のCMでもお馴染み、NHKドラマ「赤ひげ」で小石川養生所の医長役を務めた俳優・小林桂樹。「ひょっこりひょうたん島」の脚本や「てんぷくトリオ」のコントを書きまくって、この年に直木賞作家となった井上ひさし…。朝の連続テレビ小説「藍より青く」のヒロイン、真木洋子。
そのほか、日中国交正常化を受けて、中国に初フライトした機長さんに、横綱となった輪島など、1972年を彩る顔ぶれ。
さらに会場一般審査員、日本各地の抽選で選ばれた一般電話審査を総計して勝敗が決められます。
再び舞台は、両軍の司会のほかに、応援団長を紹介。紅水前寺清子にと、白に堺正章の、テレビ界若き人気者同士。実はこの両名は、本家・紅白をヒントに制作された「NTV紅白歌のベストテン」でもそれぞれ紅組・白組の司会を担当し、こういうチョイスにも1972年の総括を感じさせます。
両軍司会者による選手宣誓を合図に、ステージに客席に約100名のスクール・メイツが乱舞。ステージ・客席のメイツはミニスカートに黄色いTシャツを。左には同じく水色のメイツを従えて中央でピンクのTシャツに身を包んだ3人の女性。よく見るとそれはキャンディーズで、メイツ出身から独立し、ぼちぼちと、グループとしてテレビに出演しはじめたころ。ある意味のお宝映像です。
そんなこんなで長くなりましたが、白組をまずは先攻に、試合開始です!
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